2016.08.12

真鍮のアクセサリーについて

こんばんは。今日は少し真鍮のアクセサリーについて書いてみようと思います。

少し前は、真鍮に金やロジウムをメッキした商品が主流でした。
「ゴールドフィルド」と呼ばれている素材も、中身は真鍮が多く使われています。
でも、最近真鍮を、素材そのままでネックレスや指輪に加工している商品をみかけます。

アレルギーを持っていない皮膚の方には、何も問題ないかもしれません。
でも、丈夫な皮膚でも、真鍮のアクセサリーをしたまま汗をかいたあと
皮膚がかゆくなったり赤くなる事もあります。
元々真鍮という素材は、決して肌に優しい素材ではありません。
そして、それは「メッキ」をしていても「ゴールドフィルド」でも同じです。


たまに「ゴールドフィルドはメッキに比べて、コーティングの厚みが分厚い。だからアレルギーは起こらない。K18などの商品と同じくらい安全だ」
という文章を見かけますが、残念ながらそんなことはありません。
貴金属とゴールドフィルドは、まったく違う素材です。


どちらが良い悪いと言う事ではないと思います。
私自身も、真鍮にメッキを施した素材のコスチュームジュエリーなどは大好きです。
でも、肌は弱いので夏場はすぐに外すようにしています。

人によっては 「首は大丈夫。でも、指はアレルギーが起こった」
という方もいらっしゃいます。
それぐらい金属アレルギーは、人それぞれの反応が出るし、恐いものだと思います。

もし、真鍮の商品の購入を考えていらっしゃるお客様は、分からない事があれば、制作者に詳しく聞いてみる事をお勧めします。

どんなに素敵なデザインでも、安全でなければ、いつかは使われなくなってしまいます。
いろいろな商品が手軽に作れて、そして売れるようになっている今だから「誉ノ錺(ほまれノかざり)」は、丁寧なもの作りを続けていきたいと思います。

2016.06.22

誉ノ錺(ほまれノかざり)HPリニューアル

こんにちは。ようやくここまでたどり着きました。「誉ノ錺(ほまれノかざり)」のホームページをこの度リニューアルいたしました。

これまでは「誉ノ錺(ほまれノかざり)」の世界観を、ホームページだけで表現していました。
それは実店舗が無かったからです。
でも、今年の4月に、実店舗をなんとかオープンさせることができました。
これを機会に「今よりも見やすくて、問い合わせをしやすいホームページに変更したい」
という気持ちが高まり。
今回、5ヶ月をかけてフルリニューアルさせていただきました。
新しい店舗も、ホームページも、「誉ノ錺(ほまれノかざり)」の思いを、余すところなく表現してくれています。


店舗は、この看板が目印です。 店舗は、この看板が目印です。

この場所で、「誉ノ錺(ほまれノかざり)」は、これからも頑張っていきたいと思います。
みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。

2016.06.22

桂塩鯛さんからのオーダー

こんにちは。今日は面白いオーダーメイドをご紹介します。

今回のお客様は、桂 塩鯛師匠。
上方落語会の実力派落語家さんで、私が最も尊敬する方の一人でもあります。

3年ほど前。
桂 塩鯛師匠がパーソナリティを務める、ラジオ番組に出演させていただいた事が、最初のきっかけでした。
ラジオの前日から、心臓がおかしくなるくらい緊張していた私でしたが、
プロの方達に頼り切って、なんとか無事終わることができたのを覚えています。

そして、そのラジオの収録当日に、ピンバッジをオーダーしてくださいました。
こちらには、裏から撮った写真を載せておきます。


RIMG3045.JPG

これは「結び柏」という紋で、桂 塩鯛師匠が所属される桂一門の家紋です。
今回は、その家紋を立体的に表現しました。
裏の、見えない所にまで石が入っているのが「誉ノ錺(ほまれノかざり)」流です。

それから桂 塩鯛師匠の落語を聞きに行くようになり。
後援会に入れていただいたり、お誕生日会に呼んでいただいたり。
今現在も、オーダーを下さったりする、大切なお客様です。

桂 塩鯛師匠の温かい人柄や、芸事への思いにふれるにつけ、いつも
頭を軽くはたかれたような気持になります。
ものづくりも、人の心に触れるものを作れなければいつまで経ってもアマチュアです。

桂 塩鯛師匠が、あそこまで芸を極められてもなお、芸事に精進されているように、
「誉ノ錺(ほまれノかざり)」も、満足することなく、美しいものを
作り続けていきたいと思います。